インドネシア編
出発前に要チェック!雨季と乾季で準備も変わる!?
赤道直下のインドネシアは、平均気温25度、1年を通して暑い国です。雨季と乾季の2つの季節があり、どちらの季節に訪れるのかで準備も変わってきます。出発前に現地の気候をチェックしておきましょう。
雨季(11月~4月)
1. 冠水・洪水による大渋滞にご用心
他のアジア諸国のスコールとは異なり、インドネシアでは数日間にわたって雨が降り続くことがあります。降雨のピークは1下旬から2月上旬。この時期には、各地で洪水がおこります。
また、ジャカルタの40%は海抜以下の低地であり、下水インフラが整備されていないため、あっという間に道路は冠水し、あちこちで交通渋滞が起こります。冠水時は、道路と側溝や川の境目が分からなくなり、水の事故も多くなるので無理をして歩いて移動しないようにしましょう。
また、雨季の遠出は避けるなど、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
2.感電事故・火災・停電に気をつけよう
浸水による電気のショートで、感電事故や火災が発生することもあります。各地で停電が多発するので、小さな懐中電灯があると便利です。
3.食中毒・デング熱への注意
湿気による食品の痛みが早いので、食中毒にはご用心。飲み慣れた胃腸薬は、忘れずに持って行きましょう。
また、水たまりが多くなり蚊が増えるため、デング熱が流行する可能性も。虫除け対策もお忘れなく。
4.雨季の楽しみも・・・
いろいろ大変なことが多い雨季ですが、少しだけ気温が低くなるため、乾季より過ごしやすくなります。また、果物が豊富な季節なので、日本では見かけないトロピカルフルーツを格安で楽しむことができます。
乾季(5月~10月)
1.赤道直下の紫外線を侮るなかれ
雨がほとんど降らないので、外出しやすい季節ですが、赤道直下の国なので日差しの強さは想像以上。外を長時間歩く時は、帽子、飲料水を準備しましょう。
週末にホテルのプールや海で泳ぐ時は、必ず日焼け止めを。水泳用の長そでTシャツがあるとなおさらよいでしょう。
インドネシア在住の女性は、「子どもの体中に湿疹が現れ、何かの伝染病!?と慌てたら、日焼けで水着のお魚模様が体中にくっきりついていただけだった」と話していました。微笑ましいエピソードですが、日差しの強さがうかがえます。
2.風邪にご用心
会社やホテルなどの室内は、日本に比べエアコンが効きすぎていている傾向が。外と室内の気温差が大きく、汗が引いて寒気を感じることがあります。意外かもしれませんが、熱帯のインドネシアで風邪を引いてしまうことも多いので、長袖の上着を持ち歩くことをおすすめします。
いかがでしたか?
雨季と乾季では、出張のスケジュールの立て方や持ち物から変わってしまいそうですね。万全の準備で、出張に臨んでください。