マレーシア編
マレーシア人は日本人よりシャイ?マレーシア人とのビジネスで気をつけること
マレーシア滞在経験があるビジネスパーソンの声で多いものは、「マレーシア人はシャイ」というものです。
日本人も世界的に、かなりシャイな国民性だと有名ですが、のんびりゆっくりしている南国気質のマレーシア人も、日本人に負けず劣らずシャイな国民性のようです。
この国民性がビジネスにも影響することがあるようなので、気を付けたいことをまとめてみました。
初対面の人とは仕事をしたがらない?
シャイなマレーシア人は、よく知っている人と仕事をしたがる傾向にあるようです。
取引先に連絡するときも、担当者ではなく、自分の知り合いの他の部署の人に連絡してしまう人が多いのだとか。そのために、担当者に連絡が伝わっていなくてトラブルになることも少なくないようです。
「連絡した、しない」と困ったことにならないためにも、日ごろから会社内のホウレンソウ「報告・連絡・相談」を徹底するようにした方がよいでしょう。
役職主義
マレーシアは、日本より役職に対する階層意識が強く、上下関係が厳しいようです。
そのため、役職の違う者同士での会議は敬遠され、取引先にアポイントを取る際にも、相手側の交渉相手と同等の役職でないと、なかなか話が進まないことがあるかもしれません。上の役職の人とコンタクトを取りたい時は、自分の上司にも同席してもらうなど工夫が必要かも。
また、年功序列ではなく、役職主義なので、年齢が下の相手でも役職が上なら気を遣いましょう。
ただし、個人的に仲良くなれば、役職とは関係なく話ができ、アポイントも取りやすくなるのか、仕事が早く進むことがあります。得意先には頻繁にオフィスに顔を出したり、担当者とお茶を飲んだりして、仲良くなるとよいでしょう。
プライドを重んじる国民性
マレーシアの人々は、プライドを傷つけられることを極端に嫌います。
社内でも、人前で叱られたり、けなされたりすると、後でトラブルになります。部下であっても、注意をするときは、個室で二人きりでするようにしましょう。
また、相手先と仕事のスケジュールなど予定を変更する際も、担当者全員に知らせることを徹底しましょう。自分だけが知らなかったとなると、疎外感を感じ、メンツを潰されたと感じて怒ってしまうようです。
取引先の窓口になっている担当者には、信用して尊重しているということをしっかり伝えることが大切です。こちらを信用してもらえたら、アポイントの依頼を優先してくれたり、いろいろと便宜を図ってくれたりします。
いかがでしたか?
不要なトラブルを避けるためにも、マレーシア人気質をしっかりと理解し、ビジネスに生かしましょう。