シンガポール編
シンガポール人とのビジネスは「合理性」と「スピード」が決め手
シンガポール人と仕事をすると、その決断の早さ、そして合理性に驚くことがあるかもしれません。
今回は、日本人とは一味も二味も違うシンガポール人の国民性とそれをふまえた上手な付き合い方についてご紹介します。
打ち合わせでは、スピーディーな展開にあわせた準備を！
シンガポール人は、日本人と比べて決断がとてもスピーディー。日本ならば、「では一度、社に持ち帰って・・・」「上司に確認して・・・」となりそうなシーンでも、その場でGoサインをくれることも珍しくありません。
経済成長真っ只中にある国だけあり、失敗をおそれないチャレンジ精神と、“現場にいる自分が決断者”という気合いに満ちた社員が多いのかもしれませんね。
現地での打ち合わせでは、そのスピーディーな流れを断ち切ることの無いよう、すぐに試せる製品の無料試用版や、ムービーを用いた詳しい資料など、できる限りの用意をしたいものです。
無名でも、初取引でも、ビジネスチャンスあり？
シンガポール人のもうひとつの特徴としては、非常に合理的な考えで動く、という点があります。企業同士の付き合いや人情をふまえた判断をするケースが多い日本に比べ、非常にビジネスライクで、合理的な判断をする傾向があるシンガポール。仕事の取引先はもちろん、自身の勤務先なども、より良い方へ、良い方へと移るだけのフットワークの軽さと、冷静な判断力に驚かされるでしょう。
つまり、有名なブランドの肩書きや実績、これまでの付き合いなどがなくても、本当に良いものであれば積極的に取り入れてくれるという、柔軟性も持っているということ。
商品説明などの際には、歴史やネームバリューなどのウンチク以上に、製品やサービス“そのもの”の魅力をストレートに伝えていくことが鍵となるかもしれません。
いかがでしたか？
世界各国から企業が進出し、次々に新しいビジネスが生まれるシンガポール。その急速な経済成長を支えるのが、このスピーディーで合理的なビジネススタイルなのかもしれません。現地での仕事をスムーズに進めるためにも、この特徴と傾向を理解しておきましょう。
