ベトナム編
- 従業員、取引先との関係づくりはビールから
- バイク天国ベトナムでの移動のノウハウ
- ベトナム日本料理の食べ歩きガイド
- アジアとは思えぬ生活習慣のあれこれ
- 専用車を賢く使うポイントとは?
- ベトナムの国民性を表す4つの“K”。
屋台寿司がブーム?
ベトナム日本料理の食べ歩きガイド
ベトナムでは現在、ホーチミン市内だけでも200店舗以上の、日本食を提供するお店があると言われています。日本人経営者だけではなく、和食に魅了されたベトナム人がオーナーのお店も多数点在しています。
出張でベトナムに来たビジネスパーソンの多くが、「日本食が恋しい」と思うでしょう。異国の環境で働くのはストレスがたまりやすいので、食事くらいは慣れ親しんだ和食を食べたくなるものです。
レタントン通りがリトルトーキョー! ホーチミン市内の日本食事情
ホーチミン市内であれば、レタントン通り沿い。和食レストランが多数、並んでいます。この通りは「リトルトーキョー」や「日本人街」と呼ばれており、日本語表記の看板が目立ちます。1区のホテルに滞在されている場合は徒歩圏内、もしくはタクシーで5分とかからず足を運ぶことができるでしょう。
ベトナム人にとっては、日本食レストランはかなり贅沢。普段は一杯200円程度のフォーを食べているのに対し、日本食は安くても500円以上。それでも食事時となると、多くのベトナム人でテーブルが賑わうのは、それだけ日本食が彼らに受け入れられている証拠なのです。
握り寿司、軍艦巻きから創作寿司まで。屋台寿司の楽しみ方
ホーチミン市内ではやっているのが、屋台寿司。学生や、所得の少ない20代前半の若者を中心に人気です。
屋台寿司を楽しみたいときは、ゴーバップ区、及び5区方面に足を延ばしてみましょう。外国人が住んでいないローカルなエリアです。
19時頃になると、「Sushi」と表記された屋台があらわれます。小さなテーブルとイスを道端に置いて、職人が屋台で寿司を作ります。メニューは握り寿司、軍艦巻き、巻き寿司と一通り揃っていて、どれもレストランの半額程度と格安です。巻き寿司を揚げたものや、アボガドやマンゴーの薄切りをシャリにのせたものなど、創作料理も多いです。
屋台寿司、肝心の味は?
屋台に立ち、寿司を握っている職人は20代前半の若者も多く、不安を感じる人も多いかもしれません。ところが感想を聞くと、「おいしい」「期待はしていなかったが、見事に裏切られました」「屋台の寿司は意外とあなどれない」などと太鼓判を押す声が多く聞かれます。
「生魚を使った寿司は衛生が心配」という側面もありますが、異国の道端で寿司を頬張る。なんだか不思議な感覚ですが、これも海外ならではの経験ではないでしょうか。