生産設備のトラブルで、長時間にわたり設備や生産が停止・空転する現象です。ドカ停は、一度発生すると大きな損失になり、ときには工場経営に影響する大問題に発展します。
ドカ停は、トラブル発生から操業再開までの時間が、約1時間以上のトラブルを指します。ドカ停の予防にはさまざまな取り組みがありますが、その1つに設備保全管理があります。設備保全管理とは、設備台帳・保全記録・生産情報を一元管理し、定量的な分析に基づいて故障の発生時期や箇所を予測し、予防保全につなげる活動です。
近年では、形状設備の摺動部や回路基板にセンサを取り付けて常時監視し、異常個所があれば故障発生前にメンテナンスを行うなどの予防策が講じられています。