ある期間において、単一の製品を大量に製造するための方法です。「流れ作業」ともいわれます。製品の組み立て工程や作業員を1つの流れ(ライン)に配置し、コンベヤなどを流れる部品の組立や組込作業を分担して行います。
さまざまな工程をライン化することで、同じ製品をスムーズかつ大量に作ることができます。1913年、アメリカの自動車メーカー・フォードが導入した例では、それまで1台あたり12時間2分かかっていた生産が、わずか1時間33分にまで短縮され、コスト削減と大量生産を実現しました。
ライン生産方式は、多品種生産には不向きとされています。しかし、最近ではFA機器の進化もあって、多品種生産にも対応できるコンパクトなラインシステムも増えてきています。