ある工程で不具合が発生した場合、不具合という現象面だけでなく、上流(源流)工程にさかのぼって原因を突き止める管理のことです。手直しや選別といった不具合に対する対処療法的対策に対し、源流管理は不具合の再発を防止するために根本原因を追究する品質管理の考え方の1つです。
例えば、製品に不具合が起きた場合、不具合品の対策処置をして、さらに再発防止のため原因を究明しなければなりません。不具合品の原因が設計なのか製造か、もし製造ならば組み立てか、加工でなら機械の間かというように工程を川に例えて上流にさかのぼり、その真の原因を突き止めます。