用語解説
データ処理・活用・AI
MT法よみ：えむてぃーほう、英字：MT method
MT法（Maharanobis-Taguchi System）とは、予測やパターン認識を行う際に用いられる方法の1つです。日本の工学者である田口玄一氏によって提唱されたため、「マハラノビス・タグチシステム」の略称でMT法と呼ばれています。
MT法では、正常な状態と異常な状態のうち、正常な範囲に限ってパターンを研究する方式が取られています。この手法による予測やパターン認識は、人間や動物が五感により行う総合判断とよく一致します。また、MT法は計算にかかる負担が軽く、処理時間が短いという強みがあるのも特徴です。これらの特徴や長所から、MT法はIoTやAI産業の情報処理技術に欠かせない要素として注目され、応用が進められています。
