基礎編
WoTとは、Web of Thingsの略で、「モノのWeb」という意味です。IoT(モノのインターネット)は、インターネットを介して、モノ同士がIP(インターネットプロトコル)で通信し合うため、接続されるモノ自体がIPアドレスを持っていたり、IPアドレスのある機器に接続され、それらが新たな標準環境でつながることで機能します。
一方、WoT(モノのWeb)では、まだ標準化が確立されていないモノ(IoTデバイス)やネットワークに対して、既に広く普及している既存のWeb技術(HTMLやJavascript、JSONなど)やプロトコルを利用して、IoTのサービスやアプリケーションの提供を行うことを目指しています。
Webの標準化団体「W3C」が提唱するWoTは、世界的に浸透しているWebのオープン標準技術を利用するため、新たな標準化を待たずして開発者を多数確保でき、ベンチャー企業なども多種多様なサービスを創出できることがメリットであるといわれています。