世界の足を支える“2,915万8,000トン”とは?
日本の代表的な工業製品のひとつである自動車は、3万個以上の部品で構成されています。なかでも走行に欠かせない重要部品のひとつが、タイヤです。
今回の数字、2,915万8,000トンは、タイヤの原料である「新ゴム」の世界年間消費量です 。
ところで、この「新ゴム」とはどういったものかご存知でしょうか?これは再生ゴムや屑ゴムを除いた、新しいゴム原料のことで天然ゴムと合成ゴムを指します。
新ゴムの年間消費量世界1位の中国では約985万トン、2位のアメリカでは約290万トンもの新ゴムが消費されています。この2カ国だけで、世界全体の消費量の約40%を占めます。また、アジア圏ではインドや東南アジアでの消費量が増加傾向にあります。
日本での新ゴム年間消費量は、年間約159万トンです。なかでも最も多い用途が「タイヤ類」で、国内全体の新ゴム消費量の80.3%を占めます。次いで多い用途として、「工業用品類」に約18.3%、そのほかにゴムベルト、ゴムホースなどが挙げられます。また、「生活用品」に使われる新ゴムの割合は1.4%だそうです。
2018年の車の生産台数は約924万台。乗用車のタイヤ1本あたりの重さは5キロ程度あり、それが最低でも4本付いているとなると、この重量になるのも納得しますね。
新ゴムやタイヤに大きな需要がある一方で、タイヤの代わりにプロペラを4つ装備した「空飛ぶ自動車」が研究・開発されているそうです。しかし、そうは言っても現時点でタイヤの需要は右肩あがりの傾向にあり、すぐにとって変わるものではありません。また、先に紹介した空飛ぶ自動車の中には現在の車の形から変形するものや、離着陸のときにタイヤを必要とするものがあります。
これから先、私たちの足として活躍する車や飛行機を支えるタイヤは、どういった乗り物を支える存在になっていくのかも楽しみですね。
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- 出典:国際ゴム研究会 2018年統計