キックバネ(トーションばね)の測定
- 輸送・全般
- バネのねじりに対する反発力を利用するキックバネは「ねじりコイルバネ」または「トーションばね」ともいわれ、1段曲げや2段曲げ、フックやストレートなどの種類があります。使用例は椅子のリクライニング機構などに代表されます。中心径やピッチ・自由時角度、さらに基準円から曲げ部までの距離や角度の測定が必要です。
測定における課題
使用する測定機器
- ノギス、投影機
測定方法
- バネの内径・外径・アームの長さなどはノギスで測定します。中心径やピッチ・自由時角度は計算で求めています。基準円から曲げ部までの距離や角度などは、投影機で測定しています。
課題
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- 検査には熟練が必要で、測定圧や検査員によって計測値にばらつきがある。
- 図面で指示されている中心線の測定には時間がかかるため、検査待ちが発生。検査の効率が悪いため、検査件数に限度がある。
- 計測できない箇所が多い。部品が小さい場合、ノギスでは計測できない。
改善事例
キーエンスの画像寸法測定器は非接触で測定します。接触による測定圧がかからないので、変形しやすいばねでも正確に測定できます。中心径やピッチ・自由時角度はもちろん、仮想線を使った測定も簡単です。さらに、複数のサンプルを同時に測定できるので、検査効率が向上し生産性もアップします。
- ポイント
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- 1度に複数項目の検査が可能。合否結果も即時に表示。
- 仮想線を使った測定が可能。中心線の測定も簡単。
- 非接触式のため、測定圧によるワークの変形がなく、安定した高精度な測定が可能。
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