6軸ロボットを安全に運用するためには、周囲に安全柵を設けたり可動範囲の床に注意を促す塗装をしたりといった対策があります。しかし、動作中の6軸ロボットの可動範囲を作業者が把握することは困難です。さらに、ロボット周辺の機器のメンテナンスなどで柵内に人が立ち入ることは大変危険です。この危険を限りなく小さくするには、さまざまな安全機器による対策が必要です。
安全対策のポイント
- 柵内作業の安全を確保
- ロボットを停止する→安全柵内に作業者が入る
- 柵内作業中→ロボット起動不可。
B:セーフティレーザスキャナ(SZ-Vシリーズ:表示部)
C:セーフティライトカーテン(GL-Rシリーズ)
キーエンスからのご提案
- ロボットの停止と起動操作の無効化
- 作業者がドアを開けて安全柵を通過すると、セーフティライトカーテンが侵入を検知。警告灯を点灯させて周囲に注意を促します。
- 安全柵内の作業者は、セーフティレーザスキャナが検知します。検知している間、ロボットの起動操作は無効です。
- 活用のヒント
- 作業者が安全柵外に退出すると、ロボットの起動が可能になります。同時に警告灯は消灯します。
セーフティレーザスキャナの「オンディレイ機能」を使うと、作業者がセーフティレーザスキャナの保護領域を退出してからロボットの起動が可能になるまでの時間を設定することができます。
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