用途事例

キャンペーンシールの有無検出

後工程での目視検査の代わりに、カメラで一定期間のみ貼付されるキャンペーンシールの有無検出を行います。

「カラーセンサ」は色をRGBで検出するため光の変化の影響を受けやすく、外乱光で誤検出する場合があります。また、検出範囲が狭いため、わずかな貼り付け位置のズレも誤検出の原因になります。さらに、品種替えでシールの色が変わると、そのたびに設定を変更しなければならず、段取り替えに多くの工数がかかります。

AI搭載画像センサ「IV2シリーズ」は、オートフォーカスと明るさ自動調整機能を搭載しており、最適なピントと明るさでシールの有無を検出することができます。また、ハレーションに影響されないので、照明装置がなくても安定した検出が可能です。さらに、エッジピクセルや輪郭、色面積などの検出ツールはAIが自動で設定。検出設定は32種類（32製品）まで保存できるため、製品に応じた設定を読み出すことで簡単に設定変更ができます。
「IV2シリーズ」なら、微妙な色の違いも見逃さず、位置決め装置や照明装置がなくても安定した品種判別が可能です。また、設定はAIが自動で行うため、ラインの素早い立ち上げが可能です。