マネジメント/コミュニケーション編「トラブルの原因」を尋ねる(遅刻)
難易度の目安
現場で何かトラブルが起きた際、いち早く原因を究明するために、スタッフにヒアリングするのはとても大切なことです。しかし、海外拠点におけるトラブル解決の過程では、文化や考え方の違いにより、現地スタッフが「必要以上に責められている」「怒られている」と感じてやる気を失う、ということがしばしば起こりえます。
トラブルが発生したら、解決と同時にコミュニケーションの取り方が重要となります。今回は、トラブルの原因を尋ねる際に役立つ単語や会話例をご紹介します。
役立つ単語
- ~が遅れるbe delayed
- 遅刻するbe late; don't come to ~ on time
- 遅刻tardiness
- ~のためdue to ~
- やむをえないunavoidable
- 喜んで~するbe willing to ~
- 契約書に書かれているbe stated in the contract
実際の会話例
主な登場人物
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Hiroshi
日本人マネージャー
フィリピン拠点に駐在中 -
Sam
現地マネージャー
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Mary
現地スタッフ
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工程A の新人教育が遅れているようですが、何か問題を抱えていますか?
The newcomer's training on Process A seems to be delayed. Is there a problem?
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新しいスタッフは3名いますが、時間通りに来ません。いつも誰かが遅刻するそうです。教育係はMaryさんです。
There are three new staff, but they don't come to work on time. Someone is always late. Mary-san is the assigned trainer.
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私は予定通りのトレーニングを試みていますが、毎日開始時間が遅れます。
As much as I can, I do the training as planned, but we start late every day.
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新しいスタッフと面談をして、遅刻の理由を聞いてみてください。
Can we talk to the staff and ask them why they're late?
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やむを得ない理由があるのなら、トレーニングのスケジュールを変更する必要がありますね。
If it's due to unavoidable reasons, then let's reschedule the training!
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でも改善できそうなら、始業時間は契約なので、守らなければペナルティが発生することをはっきりと伝えましょう。
Otherwise, if they're willing to improve on tardiness, then let's make a clear rule by imposing a penalty if they still come late. The start time is stated in the contract, anyway.