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ハンディスキャナ

過酷な製造現場や物流倉庫、店舗、オフィスなど、さまざまなシーンや目的、運用方法でのバーコード/2次元コードの読み取りに対応するハンディスキャナを多数ラインナップしています。用途やシーンに合わせた最適なテクノロジーの採用により、高い読み取り性能と堅牢性を実現。そして、現場での使い勝手を徹底追求したハンディスキャナで業務効率アップを実現します。

ハンディスキャナ

商品ラインナップ

生産終了品

  • 堅牢ハンディコードリーダ HR-Xシリーズは、過酷な現場にも対応できる堅牢性(IP65/67G)と作業効率に直結する読み取り性能を追求した堅牢ハンディスキャナです。頑丈な本体は、過酷な製造現場から日々の蓄積ダメージが多い物流現場まで、あらゆる使用環境を考慮し、水滴、油の付着、落下、蓄積ダメージ、端子摩耗などの故障要因を徹底的に排除しました。また、マルチコア、AI搭載デコーダにより、難しいDPMコードの読み取り性能と距離や角度に対する柔軟性が格段に向上。どんなコードも瞬時に読み取り、“読めない”ストレスから解放されます。長時間の読み取り作業をより早く、本体寿命はより長く、現場の効率改善とコストダウンを実現します。

    難読DPMコードも、瞬時に、正確に読み取り

    AI搭載デコーダでDPMコードの読み取り能力を飛躍的に改善。損傷のあるコードや反射の強いワーク、極小コードまで瞬時に、正確に読み取り。また、距離や角度に対する柔軟性も向上し、角度や距離を変えてリトライする手間を大きく減らします。

    詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
    ハレーション
    背景ざらつき
    壁紙コントラスト
    汚れ
    ドット印字

    近くも遠くも瞬間読み取り

    遠近の2つのカメラにより、超深度高速読みを実現。読み取り距離を合わせる必要がなく、ポインターで狙ったコードを瞬時に読み取るため、作業者の方の長時間の読み取り作業の負担も軽減されます。読み取り回数が多い手作業のトータルの作業時間も短縮し、現場の作業効率改善に寄与します。

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    HR-X シリーズ - 堅牢ハンディコードリーダ
  • HR-100 シリーズ

    小型・軽量なハンディスキャナ HR-100シリーズは、業務で取り回しやすいコンパクトなボディで、従来比約3倍の読み取りエリアと約1.4倍の深度を実現しました。また、デコードスピードは2次元コードで従来比約3倍、バーコードで約2倍の高速化を実現。広いエリアにあるバーコード/2次元コードをスピーディに読み取ることができるため、業務効率を大幅に向上することができます。高い読み取り性能を持ちながらも部品点数を抑えて業務中の故障リスクを軽減。1.8mの落下に耐えるタフ設計を実現しました。また、接続ケーブルの煩わしさを解消して作業性を飛躍的に向上するワイヤレスモデルもラインナップしています。

    これまでのハンディスキャナにはない、広い読み取りエリアと速い読み取り速度

    読み取りエリアを大幅に拡大。スキャナをかざす動きの中で、素早くコードをキャッチします。
    さらに2次元コードは従来比3倍、バーコードは2倍のデコード処理スピードを実現。
    これまでのハンディスキャナには無かった、高速読み取りを可能にしました。

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    小型・軽量 ~「誰でも扱いやすい」を考えた設計~

    読み取り作業によるハンディスキャナの疲労やストレスを最小限に抑えるため、部品点数を抑えたシンプルな構造設計を実現しました。
    小型化・軽量化に加え、故障のリスクも最小限に抑えました。

    詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
    小型・軽量 ~「誰でも扱いやすい」を考えた設計~
    HR-100 シリーズ - ハンディスキャナ
  • 読み取りの高速性と安定性を実現したDPMハンディコードリーダ SR-G100シリーズは、ワイヤレス接続の扱いやすさと設定・操作の容易さ、バーコード/2次元コードの読み取り性能を高いレベルで両立。本体のボタンを押して読み取るだけで設定できるオートチューニング機能。そして、照明色・偏光照明・マルチアングル・部分照明から最適な照明を自動選択するマルチライティングコントロール機能を搭載。ハレーションを除去し、金属や黒樹脂などの円柱や鋳肌面のドットピーンなどの難読コードも安定して読み取ります。また、エルゴノミクス形状のボディと重心設計により、持った瞬間ベストな角度・位置に誘導するため、安定して運用できます。

    SR-G100 シリーズ - DPMハンディコードリーダ
  • わずか約78gの軽量かつコンパクトなボディを実現した超小型ハンディバーコードスキャナ HR-50シリーズは、グリップ感と操作性に優れ作業効率を大幅に向上します。また、専用スタンドにスキャナをセットすれば、読み取り対象のバーコードをかざすだけで、ハンズフリーでの自動読み取りが実現。USBタイプを選択すれば、パソコンに接続するだけで、バスパワーでの電源供給と読み取ったデータの取り込みが可能なため、手軽に運用を開始できます。医療業界などで使用されているGS1 DataBarのほか、GS1-128や雑誌コード(JAN+アドオンコード)にも対応し、幅広いシーンでの読み取りに活用することができます。

    HR-50 シリーズ - 超小型ハンディバーコードスキャナ
  • 店舗やオフィスなどのシーンにも馴染むスマートハンディバーコードスキャナ HR-40シリーズは、高い読み取り性能と便利な機能を小型・軽量かつスマートなデザインの筐体に搭載。多数並んだバーコードの連続的な読み取りに便利な「ターゲット読み取りモード」では、レーザー光を目的のバーコードに合わせ、トリガスイッチを押すタイミングで読み取るため、オーダーブックなどの読み取り作業を効率化できます。また、専用スタンドにスキャナをセットすれば、読み取り対象をかざすだけでハンズフリーで自動的に読み取りを開始するオートスキャンモードでの運用が可能。スタンドからはずせばオートスキャンモードが解除されるため取り扱いが簡単です。

    HR-40 シリーズ - スマートハンディバーコードスキャナ
  • 読み取りのレスポンスを向上したCCD式ハンディバーコードスキャナ HR-30シリーズは、ナローバー幅0.127mmの細かいバーコードもかざすだけで簡単に読み取ることができます。高性能なCCDと赤色LEDを用いた1秒あたり200回の高速スキャンにより、抜群のレスポンスを実現。従来は読み取りが難しかった細かいバーコードもスムーズかつスピーディに読み取れるため、作業効率が大幅に向上します。USBタイプもラインナップし、パソコンに直接接続するだけで、バスパワーでの電源供給と読み取りデータの取り込みが可能。別途専用の電源を用意する必要がないため、簡単に導入や運用を開始することができます。

    HR-30 シリーズ - CCD式ハンディバーコードスキャナ
  • 高い読み取り能力とコンパクトボディのレーザ式ハンディタイプ

    BL-N70 シリーズ - ハンディバーコードリーダ

生産終了品

ハンディスキャナとは、バーコードや2次元コードを読み取り、パソコンなどに情報を取り込むために使用する片手持ちタイプの装置です。バーコードの読み取りに特化したものや、バーコードと2次元コードの両方に対応するものがあります。レーザーまたはLEDで読み取り対象に照射し、反射光をCMOSまたはCCDで受光して読み取ります。

読み取り装置には、固定式のコードリーダやハンディターミナルなど多種多様なものがありますが、それらとの大きな違いとしてハンディスキャナは手元でのコード読み取りに特化していることが挙げられます。そのため、ハンディスキャナの多くは作業時の取り回しの良さを優先するために、他の読み取り装置と比べ小型かつ軽量です。 また、ハンディターミナルとは異なり業務用アプリケーションなどのプログラミングや情報の書き込み操作を端末側では行わず、接続先の機器やソフトウェアに読み取った情報を伝送することが目的です。そのため、ハンディスキャナの操作系はトリガスイッチまたはボタンなどシンプルな構成が一般的です。多くの場合、ハンディスキャナは片手で握って使用しますが、スタンドに固定して読み取り対象をかざして読み取るハンズフリーでの運用に用いられることもあります。読み取った情報は、接続したパソコンやPLCなどを介してソフトウェアや接続先の生産管理や在庫管理などの業務システム、また店舗などではPOSレジを介してPOSシステムなどに伝送・反映されます。

ハンディスキャナの種類と特徴

ハンディスキャナは、読み取ることができるコードで大きく2つに分類されます。また、各分類において用途や読み取り方式(光源や受光素子など)で分けることができます。

ハンディバーコード/2次元コードスキャナ

さまざまな規格のバーコード(1次元コード)だけでなく、QRコードやDataMatrixコード、PDF417などの2次元コードも読み取ることができるハンディスキャナです。バーコードの読み取りに特化したハンディバーコードスキャナに比べて読み取りエリアが広いことが特徴です。そのため、一般的に高輝度LEDを光源とし、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補性金属酸化膜半導体)で反射光を受光して規格通りにデコードした情報を接続した機器に伝送します。読み取りエリア内にあるバーコードや2次元コードを一括で読み取るといった運用が可能なものもあります。製造現場などのハードな環境に対応したタイプと、汎用性や作業効率を重視したタイプに大別されます。

産業用ハンディコードリーダ

製造現場では、製造時の部品管理や異品種混在防止、トレーサビリティ対応などを目的に部品またはモジュールごとに直接2次元コードなどを印字するDPM(ダイレクトパーツマーキング)が活用されます。DPMは合理的な部品管理が可能となる反面、対象物の材質によって光の反射率や吸収率、曲面、表面粗さなど、さまざまな表面状態に施された難読なコードの読み取りにも対応する必要があります。そのため、産業用途では多彩な照明条件に対応できるハンディスキャナが有効です。また、ハードな環境に耐えうる堅牢性も重要です。

小型・軽量タイプ

物流倉庫や店舗などでの汎用性を重視したハンディバーコード/2次元コードスキャナです。難読なDPMの読み取りやハードな環境への対応を重視した産業用に比べ、読み取り対象における取り回しの良さを優先した小型・軽量な設計です。また、高速な読み取りが可能なタイプは、作業効率の向上において有効です。

ハンディバーコードスキャナ

JAN/EAN/UPC、Code39、Code128、ITF、インダストリアル2of5、NW-7など、バーコード(1次元コード)の読み取りに特化したハンディスキャナです。通常、バーコードは横軸にコードが配列されているため、その読み取りに適った構造や原理が利用されています。その中でも光源や受光素子が異なる2種類の代表的なハンディバーコードスキャナを紹介します。

レーザーバーコードスキャナ

バーコード(1次元コード)の読み取りに特化したハンディバーコードスキャナで、光源にレーザーを用いたタイプです。一般的に可視光半導体レーザーを光源とし、ガルバノミラーがレーザー光を左右に反射することでバーコードの端から端までを照射します。バーコードを照射した乱反射光を受光し、その波形をバーコードの規格に沿ってデコードすることで情報を読み取ることができます。レーザーを用いたシャープな光の照射は環境に影響されにくく、さまざまなシーンで安定した読み取りが可能です。

CCDバーコードスキャナ

一般的な光源として赤色LED、そしてイメージセンサにCCD(Charge Coupled Devices:電荷結合素子)を採用したハンディバーコードスキャナです。レーザー照射のような可動部を持たず、LED光源からの光をミラーで反射させて読み取り対象に照射するため、レーザーバーコードスキャナに比べて1秒あたりのスキャン回数が倍増します。そのため、バーコードを読み取る速度やレスポンスに優れています。

ハンディスキャナのメリット1:コード読み取りに特化した高い作業効率

ハンディスキャナの使用目的は、バーコードや2次元コード、またはその両方の読み取りです。パソコンやPLC、POSレジなどに直接接続する場合、取り回しの良さや読み取り性能の高さに特化したハンディスキャナは作業効率向上に有効です。

ハンディタイプの読み取り装置としてハンディターミナルもありますが、パソコンやPLC(シーケンサ)などの近くで使用する場合、多機能なハンディターミナルを使用するとシステムや作業が煩雑化します。一方、コードの読み取りに特化したハンディスキャナであれば、読み取り作業での取り回しに優れた小型・軽量な設計で、ハードウェア構成の簡素化と作業効率の向上が実現します。また、さまざまな規格のコードの読み取りや業務システムなどの任意の項目に入力できます。製造現場から、物流倉庫、小売店、医療機関、インフラ、遊興施設まで、多種多様なシーンに対応するハンディスキャナを選ぶことができ、読み取りたいコードに特化したものを選ぶことで作業効率が向上します。

ハンディスキャナのメリット2:読み取りの高速性やレスポンスなど専用機としての性能

ハンディスキャナは、片手持ちでの読み取りに特化した装置ならではの性能が充実しています。スキャン速度やレスポンス、読み取りエリアの広さ、またはシャープさ、読み取り対象との距離など、目的に合ったハンディスキャナを選択することで作業効率が向上します。

シンプルな装置だけに、用途に対する性能の高さがハンディスキャナの選択基準の1つとなります。読み取りたいコードがバーコード(1次元コード)のみなのか、2次元コードなのか、その両方なのか、また、使用するシーンによっても求める性能が異なります。たとえば、製造現場でバーコードや2次元コードを読み取る場合は読み取りエリアが広く、読み取り距離が長いハンディスキャナが有効です。一方、オーダーブックなど複数のナローバーコードを連続的に読み取っていく業務では、レスポンスが良く1秒あたりのスキャン回数が多いハンディスキャナをトリガで操作することで、読み損じによる作業ロスはもちろん抜け・漏れのミスを防止できます。

ハンディスキャナのメリット3:接続方法が選べ、さまざまな用途に対応

ハンディスキャナの接続方法は、パソコンやPLCなど接続先の機器によって選ぶことができます。有線接続ではUSBやRS-232C、Ethernet、無線接続ではBluetoothなど、用途に合った接続方法に対応することができます。

ハンディスキャナで読み取った情報をパソコンの業務システムや表計算ソフトなどに入力するには、USB接続が便利です。USBバスパワーでハンディスキャナに電源供給できるため、外部電源を必要としません。また、EthernetやRS-232Cを選択することでPLC(シーケンサ)などの産業用エッジ機器と接続できるほか、たとえばキーエンスのハンディスキャナとPLCというように同じメーカー同士でのRS-232C接続に特化したタイプもあり、よりスムーズな運用が実現します。さらに、ハンディバーコード/2次元コードスキャナは、Bluetoothでの無線接続も可能です。ワイヤレスならではの作業性向上や作業での安全確保に有効です。

ハンディスキャナの業界別導入事例

難読なDPM(ダイレクトパーツマーキング)の読み取り

複雑な2次元コードを部品に直接マーキングするDPMは、製造現場での管理やトレーサビリティに多様されます。一方、部品の表面は多種多様であるため、ハンディコードリーダでは表面状態によって読み取りの難易度が上がることが少なくありません。DPMハンディコードリーダ SR-G100シリーズは、最新の固定式コードリーダのアルゴリズムをハンディタイプ用に最適化し、難読なコードに対して、粘り強くスピーディな読み取りを実現。画像Aのような曲面上の歪んだコードや、画像Bのような切削痕上に印字されたコード、画像Cのように凹凸面に印字されたコードでも安易にエラー判定せず迅速に安定して読み取ります。

ハンズフリーでの自動読み取り

キーエンスのハンディバーコードスキャナは専用スタンドにセットするだけで、固定式スキャナとして使用できます。オートスキャンモードでは、読み取り対象のバーコードをかざすだけで自動で読み取りを開始します。手持ちでの読み取りに加え、ハンズフリーでの読み取りでさまざまなシーンに活用することができます。スタンドからはずすとオートスキャンモードが解除されるため、使用方法の変更もストレスフリーでモード変更忘れによるミス防止にも役立ちます。

オーダーブックなどのバーコード連続読み取り

オーダーブックなどの連続したバーコードを効率良く読み取る際に便利なのが、ターゲット読み取りモードです。キーエンスのレーザー式ハンディバーコードスキャナなら、照射されたレーザー光をターゲットとするバーコードの位置にあわせ、トリガスイッチを押すと同時に読み取り動作を行います。ミスや読み逃しを回避しながら、多くのバーコードを読み取る場合も、安定的かつスピーディな作業が可能です。

Q.
ハンディスキャナは、パソコンやPLCなどと、どのようにして接続できますか?
A.
用途に応じてさまざまな接続方法を選ぶことができます。ハンディバーコードスキャナは、汎用性の高いUSB(USBバスパワーでの電源供給)またはRS-232Cが選べ、パソコンやPLC(シーケンサ)などへの簡単接続が可能です。ハンディバーコード/2次元コードスキャナは、USBでのパソコン接続・電源供給はもちろん、RS-232CやEthernet、PS/2などに対応し、パソコン以外にもPLCやHMI(タッチパネル)など既存のシステムにすぐ接続することができます。なお、ハンディバーコード/2次元コードスキャナ(SR-G100シリーズ/HR-100シリーズ)は、専用の通信ユニットを使用することでBluetoothでの無線接続が可能です。
Q.
ハンディスキャナは、どのようにしてプログラムすることができますか?
A.
キーエンスでは、読み取った情報を特別なプログラミングをすることなく、任意の方法で出力できるソフトウェア「AutoID Keyboard Wedge」を提供しています。たとえば、バーコードが示す英数字列のうち任意の箇所だけをExcelに出力したり、ある英数字を制御文字に置き換えたり、2次元コードの制御文字を[Tab]など特定のキーに変換して任意のセルに割り振ったりなど、多様なニーズに対応。また、産業用ハンディコードリーダは、「AutoID Network Navigator」というソフトウェアで設定からオートチューニング、ライブビューでのリアルタイムな画像表示までをパソコンで簡単に実行できます。
Q.
ハンディスキャナは、製造現場のどのような場面で活用できますか?
A.
製造現場ではインラインでの読み取り装置として固定式のバーコードリーダが活用されますが、ハンディスキャナを併用することでライン外のイベントも記録でき、管理・トレーサビリティを補完できます。たとえば、加工/組立工程で、サブラインでの作業が生じた際に作業員が部品のDPMをスキャンすることで、工程を漏れなく記録できます。検査工程で、不具合が見つかったワークをラインサイドで修繕した際もその履歴を簡単に記録可能です。搬送/出荷工程では、エラーや異品混在などで製品をコンベアラインに再投入する必要が生じた場合、ハンディスキャナですぐに記録できます。このように、半自動/完全自動のいずれの現場でも柔軟かつ効率的な対応が実現します。

ハンディスキャナの選び方

用途や目的に応じてハンディスキャナを選択する方法を3つの軸で紹介します。

1. 読み取りたいコードで選ぶ

読み取りたいコードが、バーコード(1次元コード)なのか、2次元コードなのかで大きく分かれます。

バーコードのみを読み取る

ハンディバーコードスキャナ(レーザー式/CCD式)

2次元コードを読み取る

ハンディバーコード/2次元コードスキャナ(産業用ハンディコードリーダ/小型・軽量タイプ)

ハンディバーコード/2次元コードスキャナを選択した場合、2次元コードだけでなくバーコードも読み取ることができるため、現在はバーコードのみでの運用で、将来的に2次元コードも扱う予定である場合は買い直す必要がなくなります。また、読み取り可能範囲が広がることにより、作業効率を大きく向上できます。一方、バーコード以外の読み取りを必要としない場合は、それに特化したハンディバーコードスキャナを選択することで、仕様やコストパフォーマンス、作業効率などにおいて専用機ならではのメリットが得られます。

2. 使用環境や用途で選ぶ

ハンディスキャナは、製造現場から物流倉庫、小売店、オフィス、医療機関など幅広いシーンで使用されます。さまざまな使用環境に合ったハンディスキャナがラインナップされています。

製造現場

製造工程でさまざまな材質・形状の部品に直接印字されたDPM(ダイレクトパーツマーキング)を読み取るには、産業用ハンディコードリーダの導入が有効です。部品の曲面や光沢面、光の吸収率や表面粗さが異なっても、多彩な照明条件でコードを読み取ることができます。また、ハードな環境での使用に耐えうる堅牢性にも優れています。

【対象商品】
DPMハンディコードリーダ SR-G100シリーズ

小売店・オフィス・病院など

限られたスペースでの読み取り作業が求められるため、コンパクトかつ軽量なハンディスキャナを選択することで作業効率が向上します。小型・軽量タイプのハンディバーコードスキャナまたはハンディバーコード/2次元バーコードスキャナの導入が有効です。また、店舗内など人目に触れる空間ではスマートな外観を持つモデルが選択肢として有効です。

【ハンディバーコード/2次元コードスキャナ 対象商品】
ハンディスキャナ HR-100シリーズ

【ハンディバーコードスキャナ(レーザー式)対象商品】
超小型ハンディバーコードスキャナ HR-50シリーズ
スマートハンディバーコードスキャナ HR-40シリーズ

物流倉庫・事務所など

素早く多数のバーコードを読み取る必要がある場合は、高速性に優れたCCD式ハンディバーコードスキャナを使うことで、作業スピードを向上することができます。2次元コードの読み取りが必要な場合は、小型・軽量なモデルを選ぶことで作業効率が向上します。

【ハンディバーコード/2次元コードスキャナ 対象商品】
ハンディスキャナ HR-100シリーズ

【ハンディバーコードスキャナ(CCD式)対象商品】
CCD式ハンディバーコードスキャナ HR-30シリーズ

3. ワイヤレス接続の有無で選ぶ

製造現場では工程の環境条件によって、ハンディスキャナのケーブルが引っ掛かりトラブルや断線の可能性があります。また、物流や店舗、オフィスなどでの作業でも、荷物を移動させたり荷物から少し離れた位置でスキャンしたりといった場面では、ケーブルが邪魔になってしまうことがあります。このように作業する環境や内容によっては、Bluetoothでのワイヤレス接続に対応したハンディスキャナの選択が有効となります。

【ワイヤレス(Bluetooth)接続 対象商品】
DPMハンディコードリーダ SR-G100シリーズ
ハンディスキャナ HR-100シリーズ

「バーコード講座」は、バーコードや2次元コードの基本原理から、種類や仕組み、使用例、各種コードの読み取り方法までを詳しく解説するサイトです。