無題ドキュメント

電気自動車(EV)普及の鍵を握る
バッテリー生産とリサイクルの課題(2/2)

分類:
電気自動車

生産の安定化とリサイクルの実現に向けて
これから取り組めることについて

生産の安定化とリサイクルの実現に向けてこれから取り組めることについて

電気自動車を製造する完成車メーカーやバッテリーを生産している生産者は、どのように電気自動車(EV)の課題解決に取り組めばよいのでしょうか? まず自動車メーカーは、生産から廃棄、さらにリサイクル&リユースまでのトレーサビリティを確保することです。最終的にバッテリーを回収し、リサイクル・リユースできる体制構築が求められます。

トレーサビリティとは、「製造から小売りまで含めて識別に最適な手段(表現様式や表現媒体)を選び、完成品や情報などのアウトプットを全行程で識別できる状態にする。また、適切に情報を記録・保管しておく」ということです。部品を共有するサプライヤーから組立を行う完成車メーカー、ユーザーに販売するディーラー、ユーザーから廃棄業者・リサイクル業者という自動車のライフサイクル全体をつなげることがリサイクルの基本です。自動車業界のトレーサビリティについて、以下の学習サイトも併せてご覧ください。

そして、もっと身近にできることが検査です。バッテリーの検査を強化し、品質を高めることが自動車の性能向上につながります。また、リサイクル&リユースという観点でも、回収したバッテリーを点検し、故障しているセルを発見・修理・交換することでリユースにつながります。

そのほかにもモーターやインバーターなど、電気自動車(EV)でリユース&リサイクルできる部品はたくさんあります。しかし、これら精密機器は目視で検査するというわけにはいきません。そこで高性能な測定器やセンサが必要です。

活用事例

バッテリーの検査工程における計測器やセンサの活用事例です。あくまで一例ですので、詳しくは以下の資料をご覧ください。

電極材料端面塗布形状測定

超高速インラインプロファイル測定器 超高速インラインプロファイル測定器

塗布後の端面形状を非接触で測定します。黒色ワークでも安定して波形測定が可能です。ウエット状態で計測が可能なた め、塗布状況をリアルタイムに把握することが可能です。

電極材塗布厚み測定

マルチカラーレーザ同軸変位計 マルチカラーレーザ同軸変位計

電極材塗布後の厚みをウエット状態で測定します。最大 3ヵ所の同時測定が可能。幅方向に複数台の設置することで、より細かい間隔での厚み管理ができるようになりました。

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詳しく知りたい方へ、資料ダウンロードはこちら

キーエンスでは、バッテリーをはじめ、モーターやインバーターなど、電気自動車(EV)の検査に必要な各種測定器・センサも用意しています。また、それらの活用術を技術資料としてまとめていますので、ぜひご活用ください。

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