センサネットワーク化のメリット

世の中の「IoT化」の流れを受け、各工場では生産上重要なデータをホストコンピュータに送信し、一元管理するニーズが高まってきています。従来、センサのデータ送信はI/O配線で行ってきましたが、現在ではリアルタイムに多数のセンサ情報を送信できるネットワーク接続が主流となってきています。
ここでは、ネットワーク化から生まれる4つのメリットについて解説します。

I/O配線、ネットワーク接続とは

はじめに ~IoTとセンサ~

はじめに ~IoTとセンサ~

製造業の生産性を大幅に向上させることが期待されるIoTの技術。工場でのIoTは、センサなどの機器をネットワークに接続し、データを収集・活用することから始まります。

メリット1

省配線

省配線

ネットワーク対応により、PLCとデータのやり取りを線1本で実現。従来、配線にかかっていた時間を大幅に削減できます。

メリット4

予知保全

予知保全

エラーや測定値を、センサがリアルタイムに出力。故障や異常の「前ぶれ」を察知することで、設備やセンサの破損前に対策を講じることができます。

<I/O配線、ネットワーク接続とは>

I/O配線
インプット(入力)とアウトプット(出力)のことで、「入出力」と表記します。
センサのOK・NGの判定出力など、ON・OFFの信号として使用されています。
1つの配線で出力できる情報は1つまでなので、複数の情報を出し入れするには、複数の配線が必要となります。
ネットワーク接続
複数の機器をLANなどを用い接続すること。
センサのOK・NGの判定出力はもちろん、測定値やエラー信号などさまざまな情報のやり取りができます。
I/O配線と違い、1つの配線で複数の情報を出し入れできるので、手間なく多くの情報をやり取りできます。
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