用語解説

基礎編

ISO22400

ISO22400とは、生産管理の標準指標を国際標準化を指します。ドイツ、アメリカ、日本、韓国、中国、フランス、スウェーデン、スペインなどがこの取り組みに参画し、これまで業種・業態、企業ごとに統一性がなかったMES(製造実行システム)領域の評価指標の標準化を目的としています。
データ収集と統合管理の範囲は、設備やラインを最小単位とし、それらのデータを工程単位に集約し、生産拠点・事業体・企業全体で統合化するという考え方で統一し、評価を可能としています。

標準化のメリットとしては、下記が挙げられます。
・社内の同一設備や工程の実力値を客観的に評価可能
・異なる設備・工程のボトルネックとなる箇所が把握可能
・企業間の新規取引やM&Aにおける評価に有効

また、ISO22400は製造業のIoT導入における生産管理の指標という観点においてもメリットがあります。評価指標とその算出式の標準化により、設備やシステムの提供者もパッケージ化が容易になりました。たとえば、OEE(設備総合効率)を可視化する機能は、企業ごとにカスタマイズする必要がなくなり、標準装備されるケースが増加しています。

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