データ処理・活用、AI
MRとは、Mixed Realityの略で、「複合現実」とも呼ばれ、コンピュータで作成した仮想現実に現実世界の情報を取り込んで両者を融合させた世界を作る技術や考え方をいいます。HMDのようなインターフェースにカメラやセンサなどを備えて、目の焦点や位置情報など詳細なデータを高度に処理することで、スマートグラスのように実際の周囲環境も見ることができるため、AR(拡張現実)の発展形ともいわれています。
たとえば、CGによる仮想の3Dオブジェクトを目の前に表示し、それに対して体を近づけたり、離れたり、後ろ側に回りこんだり、自由な角度から見たりすることを可能にします。また、目の前の空間に仮想の物体を3Dで表示させ、それに入力したり、ゼスチャーで動かしたりすることができ、それを遠隔にいる複数人数で同時に体験することも可能とする技術です。
MRの技術を用いることで、3Dデータから実寸大のCGを現実世界に重ね合わせて表示することが可能です。ゲームなど娯楽用途のほか、製造業や建設・建築業などのビジネス用途では、製品や試作品、建物を実際につくる前に、設計データから3Dで実寸表示して、複数人数で事前検証するとった活用が期待されています。