用語解説

自動化・ロボティクス

オフラインティーチングよみ:おふらいんてぃーちんぐ、英字:offline teaching

オフラインティーチングとは、産業用ロボットのティーチング方法の1つで、一般的にコンピュータのソフトウェアでプログラムを作成し、それをロボットに転送するティーチング方法です。オフラインティーチングの種類として下記が挙げられます。

・テキスト型:テキストエディット用のソフトウェアで、ロボットのモーションプログラムを直接記入します。複雑な動きのプログラムには向かないため、簡単な動きをするロボットに用いられます。

・エミュレータ型:ロボット言語を用いてモーションをプログラムし、直接実行させるティーチング方法です。一般的にハードウェアとの互換性を持つ専用のソフトウェアを用いるため、プログラミング精度が高く、教示者にとってティーチングが容易であるため、多くの産業用ロボットに採用されています。

・自動ティーチング型:コンピュータのソフトウェアを使って、CADデータから加工プログラム自動的に作成するシステムです。難易度の高さから、まだ導入例は多くないといわれています。

これらはいずれも、「オンラインティーチング」との大きな相違点として、ティーチング時に産業用ロボットの実機を使用しません。しかし、オフラインティーチングでも複雑な動きを実行する場合は、ロボットにプログラムを転送するだけではなく、想定通りに動作するか実機での検証や調整が必要となる場合があります。

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