用語解説

クラウド

プライベートクラウドよみ:ぷらいべーとくらうど、英字:Private cloud

プライベートクラウドとは、企業・組織が自社専用のクラウドコンピューティング環境を構築し、社内の各部署やグループ会社に提供している形態を指します。業界・業種を問わず企業もしくは個人に向けてクラウドコンピューティング環境をオープンに提供するパブリッククラウドに対し、従来の社内システムのように企業内でシステムを設計・管理できるので、柔軟なサービス設計が可能です。セキュリティ面についても、独自のセキュリティポリシーを適用でき、強固なセキュリティの下で柔軟に運用することができます。プライベートクラウドは、自社でインフラの構築・運用を行う「オンプレミス型(所有型)」と、資産を持たずにクラウド事業者からインフラをサービスとして提供を受ける「ホステッド型(利用型)」があります。

環境を占有できるプライベートクラウドのメリットは、閉ざされたシステムであるため、企業内でセキュリティやクラウドサービスの仕様を決めることができるという点です。そのため、顧客データベースや基幹業務システムといった高度な意思決定を必要とするシステムであっても、自社で設置することができます。また、部署ごとにバラバラに構築してきたようなシステムであっても、一定のレベルで統一し効率的に運用することができるといった点もメリットです。

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