ES細胞の神経系細胞への分化
蛍光ボケのないクリアな画像を取得可能
神経細胞は、構造が複雑なため、蛍光観察をする上で蛍光ボケの影響を受けやすく、レーザーコンフォーカル顕微鏡を使用されることが多い標本でした。
セクショニング撮影によって、左の画像のように、緑色の神経ペプチドのボケを除去して観察することも可能です。
使用対物レンズ:CPI Plan Apo λ 40xH
オールインワン蛍光顕微鏡 BZ-X800を導入すれば
- 「セクショニング」機能を使用することで、「蛍光ボケ」を取り除き、クリアな画像を取得することができます。
- Z方向に複数枚の画像を取得し、撮影した画像からフォーカスが合っている部分だけを合成することで、標本全体にピントがあったフルフォーカス画像を構築することができます。
- フルフォーカス画像に加えて、Z方向の移動ピッチ情報から高精細な3D画像を構築できます。3次元的な形状はもちろん、Z方向の局在を鮮明に観察することができます。
- 視野に入りきらない大きな切片に対して、ステージを移動しながら画像を取得し、撮影した画像を連結させることで、1枚の高解像度画像を撮影できます。
ES細胞とは
ES細胞(Embryonic Stem cell:胚性幹細胞)は、受精卵の初期段階の内部細胞塊から作られます。分化多能性があり、ほぼ無限に増殖させることができるため、再生医療等への応用が期待されています。