ケラチノサイト(角化細胞)の増殖能評価
画像連結と定量
生細胞を緑色に、死細胞を赤色に蛍光発現させ、それぞれの個数とその比率を測定すると、異なる条件下で培養した細胞の増殖能を比較解析できます。正確に評価するためには、個々の細胞の形状がしっかり捉えられる倍率での観察が必要です。
しかし、測定に適した倍率では視野が狭くなるうえ、3次元培養により厚みが増すことでピントが合いづらくなり、測定箇所によって傾向が変わってしまうため、評価にバラつきが生じるという問題がありました。
- オールインワン蛍光顕微鏡 BZ-X800を導入すれば
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- 高倍率観察時などに標本全体が視野に収まりきらない場合、範囲を指定するだけで、ステージが自動的に移動して画像を取得。撮影された画像は自動で連結でき、1枚の高解像度広視野画像が得られます。
- 標本に厚みや段差があるせいで一部にしかピントが合わない場合でも、Z方向に複数枚の画像を撮影し、ピントの合った部分を合成。標本全体にピントの合った鮮明なフルフォーカス画像が得られます。
- 連結した画像に対してハイブリッドセルカウントによる定量測定をおこなうこともでき、標本全体を高精度に解析できます。