複数ナットの有無検出
自動車ボデーの溶接工程において、ナットが正しい数で溶接されているかどうか複数同時に検出します。
ケース内に自動車部品が正しい数量で挿入されているか、また正しい方向で挿入されているかを検出しポカヨケを行います。
「光電センサ」を用いる場合、検出する部品の数だけセンサが必要です。センサと部品の位置がずれると誤検出の原因になるため、正確に位置を合わせる位置決め装置が必要です。また、部品のR面からの反射光によるハレーションも誤検出の原因になります。
「画像処理システム」は検出範囲が広いため、正確な位置合わせは不要です。多彩な照明機能により、ハレーションを除去することも可能です。しかし、有無を検出する装置としては高価で、立ち上げに必要な設置・設定などの工数も多く、導入は容易ではありません。
AI搭載 画像センサ「IV2シリーズ」は、1台で最大550×412mmの領域内の、最大16個の員数を検出できます。この領域内ならワークの位置がずれていても検出できるので、正確な位置決めは不要です。また、最適な検出設定は、AIが自動で選択。たとえば、エッジの有無判別や輪郭の検出は、AIが自動で行います。ハレーションに影響されないので、照明装置は不要です。
「IV2シリーズ」は、操作性とコストパフォーマンスはもちろん、検出の安定性にも優れた検査システムを実現します。
後はAIがワークに最適な設定を自動で行います。立ち上げからわずか1分で設定が完了します。