自動車部品の員数確認
ケース内に自動車部品が正しい数量で挿入されているか、また正しい方向で挿入されているかを検出しポカヨケを行います。
ワークにネジが4個正しく存在し、ネジ締めミス・工程飛ばしが無いかを確認し後工程での歩留りを向上させます。
「接触式変位センサ」や「レーザー変位センサ」では、検出するねじの数だけセンサが必要です。センサとねじの位置がずれると光量が変化するため、誤検出の原因になります。
いずれのセンサも、正確に位置を合わせるための位置決め装置が必要になります。また、センサや位置決め装置は、品種変更のたびに取り付け位置や検出設定を変更しなければならず、段取り替えに多くの工数を要します。
AI搭載 画像センサ「IV2シリーズ」は、1台で最大550×412mmの領域内の、最大16個のねじを検出できます。この領域内ならワークの位置がずれていても検出できるので、正確な位置決めは不要です。色の判別や輪郭の検出は、AIが自動で行います。検出設定は32種類(32製品)まで保存できるため、製品に応じた設定を読み出すことで簡単に設定変更ができます。
「IV2シリーズ」は、広い検出領域を1台でカバーし、AIが検出条件に適合した判別を実現。簡単な操作で段取り替えの工数削減に大きく貢献します。
後はAIがワークに最適な設定を自動で行います。立ち上げからわずか1分で設定が完了します。