用途事例

カメラレンズの抜け検出

カメラレンズの組み付け前に、レンズが抜けていないか搬送中に検出し、ポカヨケを行います。

「画像処理システム」は、レンズのような透明体の有無はもちろん、位置や形状も正確に測定できます。また、反射光の強弱や、ハレーションの影響も受けません。しかし、鏡筒内のレンズの有無確認に不要な装備が多く高価です。また、立ち上げに必要な設置・設定などの工数が多くかかり、導入は容易ではありません。
「光電センサ」を用いた場合、レンズのような透明体は光の透過率が高く、レンズの有無で十分な受光量差が得られないため検出は困難です。

AI搭載画像センサ「IV2シリーズ」は、オートフォーカスと明るさ自動調整機能を搭載しており、最適なピントと明るさでレンズの有無を判別することができます。1台で最大550×412mmの領域を検出でき、この領域内ならワークの位置がズレていても検出できるので、正確な位置決めは不要です。そして、検出に必要な設定は、すべてAIが自動で行います。
「IV2シリーズ」は、カメラ・照明一体型という構造と、AI機能による使いやすさ、さらにハレーションに影響されない安定検出で、製造現場での多様なニーズに応えます。