用途事例

CDの表裏判別

ケースにCDが挿入されているか、また表裏間違いなく挿入されているかを検出しポカヨケを行います。

「画像処理システム」は解像度が高く照明装置も充実しているため、CD裏面からの反射光による強いハレーションの中でも誤検知の心配はありません。しかし、CDの表裏判別に不要な装備が多く高価です。また、立ち上げに必要な設置・設定などの工数が多く、導入は容易ではありません。
「光電センサ」や「カラーセンサ」は、ポイントで色を検出するためCD表面の模様による影響で、正確な検出が困難です。

AI搭載画像センサ「IV2シリーズ」は、1台で最大550×412mmの領域内の、最大16箇所を同時に検出できます。この領域内ならワークの位置がズレていても検出できるので、正確な位置決めは不要です。オートフォーカスと明るさ自動調整機能を搭載しており、最適なピントと明るさでCDの裏表を判別することができます。また、色の判別や輪郭の検出設定はAIが自動で行います。さらに、ハレーションに影響されないので、照明装置は不要です。
「IV2シリーズ」は、広い検出領域を1台でカバーし、AIが検出条件に適合した判別を実現。検出の安定性にも優れた検査システムの構築が可能です。