FA用語編量産試作と工程能力指数に関する英会話
難易度の目安
工程能力を定量的に評価する指標の一つとして、品質管理の分野で用いられる「工程能力指数」。目標値は1.33とされますが、通常、検査や品質向上にかけられるコスト・時間には限度があるため、工程能力指数を判断基準にして、目指すべき精度や工程を決定する場合もあります。今回は、量産試作と工程能力指数について役立つ単語や会話例をご紹介します。
役立つ単語
- 量産mass production
- 工程能力指数process capability index
- 寸法のdimensional
- 図面仕様drawing specification
- 指定されたspecified
- 公差tolerance
- 寸法dimension
実際の会話例
主な登場人物
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Hiroshi
日本人マネージャー
フィリピン拠点に駐在中 -
Sam
現地マネージャー
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Mary
現地スタッフ
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プレス部品Cの「量産試作ライン 品質レポート」を確認しました。工程能力指数が少し低いようですね。
I read the Mass Production Trial Quality Report for pressed part C. The process capability index seems a bit weak.
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プレス部品Cは形状がとても複雑で、図面の寸法規定が18か所もあります。指定の公差に収まるよう加工していますが、図面上のすべての寸法を工程能力指数1.33以上に保つのは、非常に難しいようです。
Press part C has a very complicated form with 18 dimensional drawing specifications. Even though we process the part to within specified tolerances, keeping all dimensions on the drawing at 1.33 or more of the process capability index is very difficult.
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わかりました。本社や取引先と相談して、特に重要な寸法がどこなのか、認識合わせをします。重要な寸法以外については、量産開始までに公差の見直しが可能か調整してみましょう。
I see. I will consult the head office and the business partners to see which dimensions are the most important. For the less important dimensions, we’ll see if we can review the tolerances before mass production.
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承知しました。結果報告をお待ちしています。
Okay. I look forward to hearing how it goes.