寸法測定と予兆管理(4/4)
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- 最近話題の寸法測定
ロットサイズ以外にも抜取検査で覚えておきたいキーワードをまとめておきます。
AQLとは、「Acceptance Quality Limit」の頭文字を取った言葉で、日本語だと「合格品質限界」となります。JIS Z 5015-1では、「継続して連続ロットが抜取検査に提出されるときに、許容される工程平均の上限の品質水準」とAQLを定義しています。また、あらかじめAQLを設定しておく必要があります。
検査水準は特別検査水準としてS1~4、通常検査水準としてI~IIIの全7種類から成り立っています。一般的な検査では通常検査水準IIを使用することになっています。検査水準はI<II<IIIの順にサンプリングサイズが多くなり、特別検査水準はサンプリングサイズを少なくしなければいけない状況を想定したものです。
サンプリングサイズが増えれば、それだけ工数がかかってしまいます。それは直接コストになり、製品価格を引き上げる要因になります。しかし、高い品質を求めるのであればサンプリングサイズを減らすことはできません。また予兆管理を行うのであれば、より多くのデータを蓄積したいところです。
寸法測定と同時に測定結果も蓄積できる測定機
キーエンスでは置いてボタンを押すだけ、数秒で寸法測定ができる「画像寸法測定器IMシリーズ」をご用意。画像認識で位置や原点を自動認識するので治具なども不要ですし、短時間で膨大なサンプルの測定が可能です。
また測定データを自動で蓄積し、トレンドグラフなどで簡単に傾向を見られるので予兆管理にも力を発揮します。品質管理の手間を削減したい、データを蓄積して予兆管理を行いたいという方は、ぜひ
の導入をご検討ください。
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