医療関連

高い精度が要求される針の先端形状を、インラインで正確に測定することができるようになりました。トレーサビリティにも対応した測定器なので、信頼性の高い検査が可能です。また測定器と対象物の距離が変わってもキャリブレーションを行う必要はありません。インラインでも安定した測定が実現できます。

透明かつ多様な色のアンプルやバイヤル瓶は、従来画像処理で検査することが一般的でしたが、装置メンテナンス後の校正作業に時間がかかっていました。トレーサビリティの取れた測定器TMシリーズを用いることで、調整工数を大幅に削減することができました。

薬剤バッグに使用されるシートには均一な厚みが必要とされます。超高速高精度レーザ変位計は、インラインでの非接触厚み測定を身近なものにしました。透明な材質であれば片側からのセンサ1台で、非透明体であればセンサ２台を使用し、表裏それぞれから測定することでインライン厚み測定が可能です。

ガイドワイヤーは複雑な形状が多く、かつ精度も求められるため、測定に非常に時間がかかっていました。特に先端部の形状は性能に影響する部分であるため、その加工精度が重要です。外径だけでなく、高速エンコーダ同期入力を使用することで形状測定にも対応します。最小検出能力10μmの極細モードにより先端形状も正確に測定できます。また、対象物を回転させることで真円度、同軸度の測定も一台で行うことが可能です。

ステントの外径を非接触で正確に測定します。任意エリアのピーク点、ボトム点を自動で抽出することができ、従来の外径測定器では測定できなかった最大外径を瞬時に測定することが可能になりました。

レーザを使って高さ情報を3次元画像化して錠剤の有無や破れを検査します。印刷状態や色に左右されず、確実に安定した検査を実現します。

金型の摩耗測定を非接触で測定します。同軸タイプですので、溝奥なども高精度に測定可能です。