高感度カメラ

冷却CCD

BZ-Xシリーズ(キーエンス製)のカメラには高感度のCCDを使用しています。ところがCCDの映像信号に含まれるノイズ成分には、CCDの温度が高くなるとレベルが高くなり、温度低くなるとレベルが下がるものがあります。CCDの温度に左右されるノイズ成分なので「熱雑音」と呼んでいます。

蛍光観察のように信号レベルが低い観察では、ノイズレベルを低くすることが必須なので、BZ-XシリーズのカメラではCCDをペルチェ素子で冷却して「熱雑音」を低減しています。ペルチェ素子とは平らな形状をしており、電流を流すと片面が冷たくなり、反対の面が熱くなる性質をもった素子です。電流の量と方向によって冷却量(発熱量)を制御できます。

高感度カメラ

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