表面粗さとは
加工品、成形品などの表面は、高さ、深さ、間隔の異なる山、谷が連続した複雑な起伏を成しています。
このような連続する起伏で、微小なものを表面粗さ、大きなものをうねりと呼んでいます。
近年、工業製品の小型化、高密度化、高精度化に伴い、使われる部品の加工精度や表面処理に対する要求が高まっています。
一方、単なる設計図面に対する加工品の仕上がり検査だけではなく、新たなる商品の付加価値を生み出す要素として注目を浴びています。
加工された部品表面の光沢や手触り(ツルツルしている、ザラザラしている)の違いは、その部品の表面粗さの違いにより生じます。その表面粗さが、高級感、質感など商品イメージ、商品ブランドを左右する一つの要素となっています。