射出成形:

離型不良(型残り)の自動監視

射出成形後のワークが金型内に残る「離型不良(型残り)」は、樹脂(プラスチック)成形品表面の円滑性や静電気など、複合的な原因で発生します。離型不良に気づかず、成形を続行した場合、金型や装置のトラブルにつながります。

課題:離型不良を検知し、トラブルを回避したい

離型不良が発生すると、次のショットに支障をきたします。しかし、これを阻止しようと、エジェクタピンで必要以上の力を加えると、成形品の変形や破壊、また金型の損傷といった大きなトラブルの原因となります。
トラブルを回避し、適切な運用を維持するには、センサを用いて1ショットごとに金型内のワークの「ある・なし」を監視することが重要です。

解決:画像センサで金型内の状態の自動監視

射出成形後の金型にワークが残っていないか自動監視するには、型開きごとにセンサによる正確な検知が欠かせません。
AI搭載 画像センサ「IV4シリーズ」のセンサヘッドは、クラス最小サイズ。成形設備の環境・条件に合わせて設置でき、開いた金型内部の状態をリアルタイムに確認可能です。
離型不良(型残り)の自動検知と即座の対処により、トラブルを未然に回避することができます。

ワークの型残り(離型不良)の検知例
ワークの型残り(離型不良)の検知例

樹脂成形エキスパート トップへ戻る