成形品検査:
成形品の寸法・外径測定・判別
人が測定器具を使用して樹脂(プラスチック)成形品の寸法を測定する場合、工数と人員の確保、測定値のバラつきが課題となります。また、デリケートな成形品の場合、計測器具がワークに接触することで、キズや破損の原因となります。
課題:導入コストを抑えて形状・寸法を測定したい
接触式測定器による、ワークのキズや破損を回避する場合、画像センサでの非接触測定が考えられます。しかし、測定目的が、ワークの厚み・幅・高さ・ソリなど、ある外形や寸法に限定されている場合、画像センサは、シンプルな目的に対してオーバースペックかつ導入コストが高く、運用も複雑になります。
解決:目的に合ったレーザセンサで、形状や寸法を測定・判別
目的に合ったアプリケーションを導入することで、初期コストを抑えることが可能です。
CMOSレーザアプリセンサ「ILシリーズ」は、ワークの色や材質の影響を受けないレーザ変位計です。多点の変位を測定することで、ワークの「形状」や「そり」の検知や、押出し成形品の厚みや幅の測定が可能です。
-
「ILシリーズ」を用いた
「そり」検出
-
「ILシリーズ」を用いた
厚みや幅の測定
CCD透過型デジタルレーザセンサ「IGシリーズ」は、「外径測定モード」や「内径・すき間測定モード」、「透明体エッジ測定モード」など多彩な測定モードを備えています。透明体やメッシュなど多様なワークの高精度な外径・内径の測定、エッジ検出が可能です。また、センサ本体にLED表示の「ポジションモニタ」を搭載することで、光軸合わせや対象物の認識状態の確認がスムーズに行えます。
-
「IGシリーズ」を用いた
外径測定
-
「IGシリーズ」を用いた
透明ワークの内径測定