射出成形:

加飾成形品の文字抜け・位置ズレ検出

加飾用フィルムと樹脂(プラスチック)を射出成形時に貼り合わせ一体化する「フィルムインサート成形」や、射出時成形時にフィルムから文字や模様を転写する「フィルムインモールド成形」。これらの成形方法で品質を維持・管理するには、正しく加飾(デコレーション)されているかの確認が重要です。

課題:フィルムの位置ズレ、転写ミスを全数確認したい

樹脂成形品側に欠けなどの形状欠陥があった場合、「フィルムインサート成形」では、フィルムの貼り合わせ時に位置ズレが発生します。
「フィルムインモールド成形」では、位置ズレのほか、部分的にフィルム転写されないなどの不具合が発生することがあります。
それぞれワークが小さいほど、また加飾の内容が複雑なほど、欠陥・不良の検査・検出は困難となります。

解決:画像センサで加飾の文字抜け・位置ズレを安定検出

AI搭載 画像センサ「IV4シリーズ」は、拡大して撮像できるため、小さいワークの文字や模様の抜け・位置ズレを安定的に検出可能です。
また、不要な反射を抑える偏光フィルタやハレーション対策のドーム型アタッチメントを用いることで、表面に光沢のあるワークでも、加飾内容の正誤を正確に判別することができます。

加飾成形品の文字抜け・位置ズレ検出例
コンベア搬送される加飾成形品(数字キーボタン)の数字抜け・位置ズレ検出
コンベア搬送される加飾成形品(数字キーボタン)の数字抜け・位置ズレ検出
(左)OK品(数字OK・位置OK) | (右)NG品(数字抜け・位置ズレあり)
(左)OK品(数字OK・位置OK)
(右)NG品(数字抜け・位置ズレあり)

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