材料供給管理:
ホッパー内の残量把握
熱可塑性樹脂(プラスチック)の成形材料「ペレット」をホッパー内に供給します。材料の供給量に過不足がある場合、成形品の品質、装置の運用に大きく影響します。
課題:「材料切れ」を防ぎたい
ホッパー内の材料が不足した場合、金型に充填する樹脂量が足らず、成形品にショートショットなどの欠陥・不良が発生します。
また、「材料切れ」により成形機が停止する場合もあります。一度成形機が停止すると、再稼働後、安定して良品を成形するまでの「捨てショット」が必要となり、材料や時間のムダが生じます。
解決:デジタル超音波センサでペレット残量を検出
ホッパーにデジタル超音波センサ「FWシリーズ」を導入することで、ペレットの残量を検出・把握可能です。それにより、材料不足や材料切れを未然に防止することができます。「FWシリーズ」は、超音波を用いることで、従来の反射型光電センサでは誤検出の原因だった、表面の色や光沢、透明度、曲面などの影響を受けず、多種多様な材料の供給レベルを安定的に検出することができます。
また、設定はホッパー内が空のとき、そして材料が適量入っているときに、それぞれ「セット」ボタンを押すだけで完了します。樹脂替えや供給量の変更にもスピーディに対応するため、多品種小ロット生産にも有効です。