成形品検査:
ゲート残りのインライン全数確認
射出成形で、金型から取り出した樹脂(プラスチック)成形品の「ゲート」を自動でカットした際、ゲート部分が固化していない場合、成形品に「ゲート残り」が発生します。
課題:ゲート残りをインラインで正確に検出したい
目視でゲート残りを全数検査するには、人材確保と検査工数が問題となります。特に、精密な樹脂部品となると、目視検査そのものが困難です。
また、大きなワークのゲート残りの確認や、取出しロボット使用時にワークがコンベア上で位置ズレする場合、広い検出視野が求められます。従来の検出視野が狭いセンサでは、複数配備が必要となり、システム構築・運用が複雑化します。
解決:広視野な画像センサで、ワークが位置ズレしても安定検出
照明一体型画像センサ「IVシリーズ」のセンサヘッドは、バリエーション豊富で、多様なワークサイズ・作動距離に対応します。
広視野タイプのセンサヘッドを使うことで、大きなワークの精細なゲート残りを安定検出。また、取り出しロボットにより、コンベア上でワークの位置ズレが生じた場合でも、「IVシリーズ」の位置補正機能により、ゲート残りを安定して検出可能です。
さらに、「IVシリーズ」は、明るさを自動調整するため、環境光の明度が変化しても正確な検出を維持・継続可能です。