インフレーション法：

巻取り装置での静電気対策

ポリ袋などの樹脂（プラスチック）製品の製造工程では、ターレット式巻取り装置を用います。巻き取ったロールが満量になると、次の巻取りのための軸に入れ替わり、効率よく高速にロール化します。しかし、この巻取りは、静電気トラブルが発生しやすい工程でもあります。

課題：巻取り時の静電気トラブルを回避したい

フィルムは、ロール状に巻かれる際、静電気を帯び、空気中のゴミ・ホコリや異物を引き寄せ付着（静電付着）させます。また、ロールへの帯電量が多い場合、作業者がロールに触れることで、放電によるショックを受ける場合があります。このように、樹脂成形品の巻取り工程では静電気対策が必要となります。

超高速・シースセンシングイオナイザ「SJ-Hシリーズ」は、イオン化させた圧縮エアにより高速除電が可能です。「SJ-Hシリーズ」は、省サイズでありながらフィルムのような幅の広いワークを広範囲に除電します。また、ターレットのような大型装置の場合、その動作に干渉しない設置場所からの長距離除電が可能です。