自動車業界
シリンダブロックの刻印のOCR検査・文字深さ・幅検査
車体やエンジン部品に直接施された車体番号や原動機型式などの刻印文字の読み取り(OCR)や、刻印された文字の深さ・幅などから刻印品質を全数検査します。異種部品の組立ライン混入・流出防止や、トレーサビリティにおいて重要な役割を担う刻印の不良を検出します。
従来の課題
近年、トレーサビリティの強化を背景にさまざまな部品へのDPM(ダイレクトパーツマーキング)の採用が増加しています。しかし、従来の画像処理では、金属表面に直接刻印された文字は、外乱光の影響や照明条件、また、曲面などワークの形状により刻印の状態や内容を安定して検出できないケースがありました。
解決
光切断法のインラインプロファイル測定器が、高速かつ正確に読み取った凹凸情報を3次元画像処理することで、刻印の自動全数検査が実現します。
金属表面の光沢や油などによる汚れに影響されず、DPMの安定した読み取りや検査が可能です。また、曲面に施された刻印に対しても、測定範囲内全体に焦点が合うため、刻印文字の検査も安定して実施できます。
選定のポイント
“動いているワークも測定可能”なプロファイル測定器「LJ-X8000シリーズ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。