パーティングラインのバリ高さ検査

プラスチック(樹脂)成形品のパーティングラインにできる段差(バリ)を測定します。Oリングなどを組み付ける部位の場合、バリによる数μm~10数μmの微細な段差で気密性が低下し、製品の品質に大きく影響します。また、成形品を定量的に測定し続けることで、金型のメンテナンス時期を把握することができます。

従来の課題

接触式の粗さ計や3次元測定機などで測定していました。しかし、接触子の測圧で微細なバリを潰してしまい、正確な測定ができませんでした。NG品の生産・流出リスクが伴うなか、インラインまたは現場のすぐ横で、簡単かつ正確な測定が実現できずにいました。

解決

白色干渉方式の3D変位計は、非接触でありながら0.1μmの繰り返し精度を実現。わずか0.13秒で8万点もの高さデータを取得可能なため、微細なバリの高さを正確かつ素早く測定可能です。
また、ワークの材質や色、光沢による誤差や、凹んだ形状でも死角が発生しないため、色や形状が異なる成形品の検査にも即座に対応可能です。

面の高さデータを瞬時に取得し、微細なバリを検出可能。

選定のポイント

“面で瞬時に高さ計測”する3D変位計「WI-5000シリーズ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。