鋼管のサブマージアーク溶接時のトーチ位置出し

溶接する母材の開先位置を正確に測定し、X・Y・Zいずれの方向においても最適な位置にトーチを自動追従させ、溶接品質を向上させます。溶接中の熱で歪んだワークに対しても、安定したフィードバック制御により、装置を止めることなく正確な自動溶接とタクトアップを可能にします。

従来の課題

従来は、一定の長さを溶接するたび、装置を止めて位置を調整し、溶接を再開することで、タクトタイムがかさんでいました。
画像センサを用いた場合、奥行き方向の情報が取得できないため、送り量が正確に把握できませんでした。また、鋼管が歪んで大きさが変動するたび、ピント合わせが必要になるなどの課題がありました。

解決

ブルーレーザを採用した光切断法のプロファイル測定器であれば、搬送されている母材・開先を高速測定し、左右位置はもちろん、高さ情報も取得可能です。それにより、3次元の全方向において、最適かつ高速な位置出し、フィードバック制御が実現します。
また、鋼管のように曲面で、歪みで大きさが変動するワークでも、測定範囲内であれば全範囲にピントが合うため、条件出しが容易です。

X・Y・Zの3次元情報を取得するため、正確な位置決めが可能。

選定のポイント

“動いているワークも測定可能”なプロファイル測定器「LJ-X8000シリーズ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。