電線の被覆外観凹凸検査

電線の被覆後に、被覆表面の凹凸を外観検査します。被覆の押出し成形時、被覆表面にコブやアバタ(痘痕:凹み)などの外観不良が生じてしまった場合、製品の耐久性・安全性の低下に繋がります。

従来の課題

コブ検知器による検査では、凹みの検知や360°方向からの検査ができず、不良の見逃しがありました。
カメラでの検査では、曲面に対する照明の条件出しが困難で、複数台のカメラと照明が必要でした。同時に、電線の品種や被覆の色・大きさが変わった際の段取り替えも煩雑化していました。また、被覆表面の印字と凹凸の区別が難しいため、印字後に検査工程を置けないなどレイアウトに制限がありました。

解決

ブルーレーザで形状を高速測定するプロファイル測定器であれば、360°方向から曲面のコブや凹みなどの外観不良を検知可能です。高速なプロファイルと3次元画像処理により、押出し速度に影響することなく、正確かつ安定したインライン全長検査が実現します。
また、測定範囲内であれば、電線の大きさや曲面や段差、被覆の印字・色・光沢など表面状態の影響を受けないため、品種変更による設置位置や設定の変更が不要です。

3次元画像処理による被覆の3次元形状

選定のポイント

“動いているワークも測定可能”なプロファイル測定器「LJ-X8000シリーズ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
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