ワーク溝へのシール材塗布検査

従来のOリングにおける部品製造や取り付け工程の省略を可能とした、シール材(シール剤・シーリング材、液状ガスケット・FIPG・CIPG)の自動塗布が増加しています。高いシール性を得るには、均一な高さ・幅の塗布ビードが要求されるため、ワーク溝に対して正しく塗布されているか自動全数検査します。

従来の課題

従来のカメラを用いた2D画像では、奥行きや高さといった3次元形状がわからないため、シーリング材を高精度に検査することは困難でした。
また、ポイントレーザーを用いた変位計などでは、点で高さを捉えるため、ワーク全体の形状をくまなく検査することは現実的ではありませんでした。

解決

パターンプロジェクション方式を用いた3次元カメラであれば、ワークの小さな溝に塗布されたシール材の3次元形状を、わずか0.6秒で捉えることができます。タクトタイムに影響することなく、視野内のワークを高精度に3D実寸計測することができ、塗布ビードの微細な途切れもインラインで検査することができます。

選定のポイント

広視野を”実寸”で捉える「XTカメラ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。