基礎編 に関連する用語一覧
- テストベッドテストベッドとは、システム開発時に、実際の使用環境に近い状況を再現可能な試験用環境、または試験用プラットフォームの総称です。テストベッドを利用することで、大規模なネットワーク環境を再現したテストができるため、問題点の洗い出しと精度向上が可能となります。
- ISO22400ISO22400とは、生産管理の標準指標を国際標準化を指します。これまで業種・業態、企業ごとに統一性がなかったMES（製造実行システム）領域の評価指標の標準化を目的としています。
- スマートセンシング「スマートセンシング（英：Smart Sensing）」とは、対象の情報（光や温度など）を検知・数値化するセンサを用いた技術の総称。スマートセンサが処理できる情報の幅は広く、大きな制限を受けないのが特徴です。
- Safety 2.0「Safety 2.0」とは、人とモノと環境が協調して構築する安全のこと。機械が人間の動きを把握し、危険を察知した場合は機械が適切な動作をするといった考え方で、あらゆるモノがつながり、人と機械が共存する時代に不可欠な安全思想です。
- 中国製造2025「中国製造2025」とは、中国政府が2015年に発表した、中国における以後10年間の製造業発展計画。2049年までの計画を3段階で表し、第1段階は「2025年までに世界の製造強国入り」。イノベーション駆動・品質優先・環境保全型発展・構造の最適化・人材本位など「5つの基本方針」に則って策定。
- IoT検定「IoT検定」とは、「IoT検定制度委員会」がIoTを普及させることを目的とした検定制度です。検定内容は、マーケティングやサービス、ユーザのニーズに合ったカテゴリやスキル要件、IoTを企画・開発・利用する際に必要な知識を網羅します。検定制度や試験レベルは、順次策定されています。
- IoT推進コンソーシアム（ITAC）「IoT推進コンソーシアム（ITAC）」は、日本の経済産業省と総務省が、産学官連携でのIoTに関係する技術開発やビジネス創出の推進を目的に設立した組織。「先進的モデル事業推進（IoT推進ラボ）」など3つのワーキンググループ（WG）から成ります。株式会社キーエンスは法人会員です。
- OT（Operational Technology）OTとは、Operational Technology（オペレーショナルテクノロジー）の略で、社会インフラで必要な製品や設備、システムを最適に動かすための「制御・運用技術」を意味します。製造・建設・エンジニアリング分野、情報活用するICT分野、そしてこのOTの分野は、IoT推進において高度な技術融合が必要。
- PoC（Proof of Concept）PoC（ピー・オー・シー）とは、Proof of Conceptの略で、「概念実証」の意味で、新しい概念や理論、原理、アイディアの実証を目的とした検証やデモンストレーションを指します。IoTやM2M、AI（人工知能）など「新しい概念」のサービス提供において、その仕様を実証・検証するために重要なプロセス。
- WoT（Web of Things）WoT（ダブリュ・オー・ティー）とは、Web of Thingsの略で、「モノのWeb」という意味です。IoTは、モノ同士が標準環境で繋がり機能する概念である一方、WoTでは、すでに広く普及しているWeb技術（HTMLやJavascript、JSONなど）やプロトコルを利用して、IoTのサービスやアプリケーションの提供を目指しています。
- IoTデバイスIoTデバイスとは、機器同士やLAN、またはインターネットで接続し、情報や制御のやりとりをする、IoT（モノのインターネット）における「モノ」。スマートフォンやPCなどクラウドに接続する端末、またそれらに対して無線接続するスピーカや照明のような家電製品、ウェアラブル機器など。
- CPS（Cyber-Physical System）「CPS（Cyber-Physical System）」は、リアルな情報を分析・解析して機械や人に反映させ、製造業や農業において生産性の効率化を図るという概念で、IoTと似た側面をもっています。
- IoTプラットフォーム（IoTクラウドプラットフォーム）IoTプラットフォーム（IoTクラウドプラットフォーム）とは、IoT（モノのインターネット）に必要な機能をインターネット経由で、遠隔にあるコンピュータ・サーバ（クラウド）上で提供するための標準基盤を意味します。通信プロトコルやSDKなどの標準の共通化や活用が、互換性を実現します。
- AI（人工知能）AIとは、Artificial Intelligence（人工知能）の略で、コンピュータがデータを分析し、推論（知識を基に、新しい結論を得ること）や判断、最適化提案、課題定義や解決、学習（情報から将来使えそうな知識を見つけること）などを行う、人間の知的能力を模倣する技術を意味します。AIを搭載した機器は、センサからの情報や画像・テキスト・音などの情報を受け取り、知的能力を備えたアルゴリズムにより、処理実行を行います。
- エッジコンピューティングエッジコンピューティングとは、エッジ処理とも呼ばれる「端末の近くにサーバを分散配置する」ネットワーク技法を意味します。ユーザや端末の傍で必要なデータを処理することで、上位システムの負荷や通信遅延を解消します。工場構内で、大容量の測定データを高速処理します。
- スマートファクトリー（スマート工場）スマートファクトリーまたはスマート工場とは、製造現場のFA機器がつながった工場を意味する和製英語です。あらゆるFA機器の稼働状況をネットワークを介して把握・蓄積。各FA機器を効率的に稼働させることで、最大の利益を産み出す工場を実現します。
- Connected Industries「Connected Industries」は、日本の産業が目指すべき姿として提唱されました。重点取り組み分野には「自動走行・モビリティサービス」「ものづくり・ロボティクス」「バイオ・素材」「プラント・インフラ保安」「スマート・ライフ」があります。
- Society 5.0Society 5.0（ソサエティ5.0）とは、2016年に日本政府が閣議決定した5年間の科学技術政策「第5期科学技術基本計画」で用いられた言葉です。狩猟社会（Society 1.0）、農耕社会（Society 2.0）、工業社会（Society 3.0）、情報社会（Society 4.0）に続く、日本が目指すべき未来の社会を示す言葉として提唱されました。
- インダストリー4.0（第4次産業革命）「インダストリー4.0（Industry4.0）」とは、日本で「第4次産業革命」とも呼ばれ、2011年にドイツ政府が採択し産業界とともに推進している次世代の技術活用による大規模な産業改革を意味します。工場の生産ラインの効率化や製品の高品質化など、工業とモノやサービス、社会全体が連携します。
- M2M（Machine to Machine）M2M（エム・トゥ・エム）とは「Machine to Machine」の略。ネットワークで相互接続された機械同士が、通信し機能する仕組みを意味します。産業における製造機器や一般家庭の家電製品などモノ同士が、ネットワークを通じて自律的に通信し、人を介さずに情報交換し最適化します。
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