DataMatrixコードDataMatrixコードの構成
DataMatrix(データマトリックス)コードは、マトリックス型の2次元コードで、1987年にアイディマトリックス社によって開発されました。
1996年AIMIのISS規格に登録され、2000年にISO/IEC規格になっています。
最小シンボルサイズ | 10×10セル | |
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最大シンボルサイズ | 144×144セル | |
最大データ量 | 数字 | 3,116字 |
英数字 | 2,335字 |
また、ECC200には、正方形タイプと長方形タイプがあります。
DataMatrixには、ECC000、ECC050、ECC080、ECC100、ECC140という古いバージョンとECC200の新しいバージョンがあります。
ECC000、ECC050、ECC080、ECC100、ECC140
セルサイズは、9×9から49×49までの奇数のセル数で構成され、誤り訂正の方法として「コンボリューション方式」を採用したDataMatrixです。
データ容量を大きくすると、歪みが少しでもあると読み取りが非常にに悪くなり、2次元コードとしての性能が劣ることから、ほとんど利用されていません。
ECC200
DataMatrixの初期バージョンで問題となっていた歪みに対するエラー訂正機能を向上させたバージョンが、ECC200です。
ECC200の誤り訂正にはコードの一部分が損傷した場合でもデータの復元が可能な「リードソロモン方式」を採用しており、歪みに対しても強く、コードのサイズも小さくすることができるようになりました。
このECC200が、国際的にも規格化されており、DataMatrixを使用する場合は、このECC200が標準的に使用されます。
ECC000、ECC050、ECC080、ECC100、ECC140とECC200のの簡単な見分け方は、一辺のセル数が奇数のものが「ECC000、ECC050、ECC080、ECC100、ECC140」、偶数のものが「EC200」になります。