2次元コード検証機

2次元コード検証機とは、印字された2次元コードの品質をチェックすることを目的とした「2次元コードを検査する機器」です。
2次元コードが様々な分野で普及してきた昨今、同じ2次元コードが色々な場所で読み取られるケースが多くなっています。
それにより、1つの2次元コードが色々な2次元コードリーダで読み取られています。
もし、2次元コードの品質が悪い(規格から乖離している)と、ある2次元コードリーダでは読み取れても、別の2次元コードリーダでは読み取れないということが発生してしまいます。
このような事態を防ぐために、使用する2次元コードの品質が2次元コードの規格にあっているかどうかチェックする必要があります。2次元コード検証機とは、このチェックを行う機器です。

2次元コード検証機

2次元コード検証の規格

規格名 説明
ISO / IEC15415
国際標準化機構(International Organization for Standardization)が定めた2次元コード印字品質評価の規格です。
主にラベルに印刷された2次元コードの評価に用いられます。
AIM DPM - 1 - 2006
国際自動認識工業界(Automatic Identification Manufacturers)が定めたダイレクトパーツマーキング2次元コード印字品質評価の規格です。
ISO / IEC15415をベースとしています。
SAE AS9132
SAE(Society of Automotive Engineers)が定めた航空宇宙産業で使用されるDataMatrixコードの印字品質評価の規格です。
SEMI T10 - 0701
SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)が定めた半導体関連材料に印字されたDataMatrixコードの印字品質評価の規格です。

2次元コードを使用する用途により規格を選択して、2次元コードが規格に準じているものかどうか判定します。
2次元コードを作成する際には、2次元コード検証を行うことで読み取り不良の原因を事前に見つけ出すことが重要になります。

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