CHAPTER 1測定機の基礎知識

直接測定・間接測定・比較測定

寸法の測定には、直接測定と間接測定と比較測定の3通りの方法があります。
直接測定は、ノギスやマイクロメータ、三次元測定器などの測定機器を用いて対象物の寸法を直接、測る方法です。絶対測定ともいわれます。測定機器の目盛りの範囲で幅広く測定できる反面、目盛りの誤読によって測定を誤る可能性があります。
間接測定は、測りたい対象物の寸法に関係のある別の測定結果を用いて計算する方法です。例として、一定の速度で物体を動かした通過時間を測定し、そこから長さを計算する方法などがあります。
比較測定は、ゲージブロックやリングゲージなどの基準器を用いて、それと対象物の差から寸法をダイヤルゲージなどの計測器で割り出す方法です。基準器の形状や寸法が決まっている分、測定が容易である一方、測定範囲が限られるデメリットがあります。

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