トレースフォワード(追跡)とトレースバック(遡及)
トレースフォワード(追跡)とトレースバック(遡及)とは
トレーサビリティでは、部品・製品を個別またはロット単位で識別し、それぞれの工程で情報を蓄積します。蓄積した情報を活用し、部品・製品の移動を追跡することをトレースフォワード(追跡)、遡及することをトレースバック(遡及)と呼びます。
しかし、ただ識別したり、情報を蓄積したりするだけでは意味がありません。それらの情報にいつでもアクセスすることができ、追跡または遡及できてこそ、はじめてトレーサビリティが実現するのです。こちらでは、トレーサビリティを語るうえで忘れてはいけない、トレースフォワード(追跡)とトレースバック(遡及)についてご説明します。
トレースフォワード(追跡)
製品の時間経過に沿って追跡することをトレースフォワードと呼びます。例えば、ある部品で不良が判明した際、その部品が使われている製品を特定し、ピンポイントで製品を回収することが可能です。そのためリコールや不良品への対策に有効です。
トレースバック(遡及)
時系列をさかのぼって記録をたどることをトレースバックと呼びます。例えば出荷した製品に問題が発生したとき、適切にトレースバックできれば影響のあるロットや工程を特定し、原因をいち早く調べられます。ロットや工程が特定できるので、速やかに工程改善・品質改善を実施することができ、製品品質の向上・安定につながります。