部品や製品に、実際の使用環境で振動を与えて、信頼性・耐久性などを評価する試験です。
ここでは、縦振動・横振動などの振動試験について説明します。
製品自体の耐久性のほか、梱包材の耐久性も試験の対象になります。縦振動・横振動のほか、サイン波・矩形波・ランダム振動などの振動パターンがあります。さらに、これらの周波数を変えることで、さまざまな使用環境を再現することができます。温度や湿度の変化を組み合わせて、複合環境試験を実施している例もあります。
振動や衝撃による影響には、部品の亀裂や破損、接触部分の摩耗・摩擦による表面状態の変化、ねじ・ボルトの緩み、電気的・機械的定数の変化などが挙げられます。一般には、製品の試作や実験・検査の段階で行われ、製造業を支える不可欠な評価手段として重要な役割を担っています。
衝撃加速度や衝撃を受けた製品のひずみを計測します。また、試験対象が電気/電子製品である場合は、製品の動作の状態も確認します。
- 評価対象
- 車載部品、小型携帯端末、スマートフォン、タブレットなどの振動環境で使用されるようなもの。
- 得られるデータ
- 耐加速度、耐振動性、ひずみ、たわみなど
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