安全機器の機能
安全機器に搭載されている機能のうち、一部を紹介します。
OSSD
Output Signal Switching Deviceの略。安全機器の制御出力に相当し、機械の制御システムに接続して使用します。安全機器が自己診断によって故障を検出すると、OSSDはOFF状態になります。安全カテゴリ3もしくは4の制御回路を構築する場合、2重化の目的で2つのOSSDを使用します。
インターロック機能
インターロック機能とは、OSSDがOFF状態から自動的にON状態になるのを阻止する機能です。この機能により、機械が意図せず起動、または再起動するのを防止することができます。
インターロック機能が働いている状態から通常状態に復帰させるためには、安全機器のリセット操作が必要です。
EDM機能
External Device Monitoringの略。安全機器が、外部のデバイス(セーフティリレーやコンタクタ)の故障検知をするための機能です。
ミューティング機能
特定の条件が満たされている間、安全機器の安全機能を一時的に無効化する機能です。ミューティング装置(センサやスイッチなど)からの出力を安全機器に入力して使用します。
これらの機能は、ライトカーテンやレーザースキャナなどの安全入力機器に搭載されていることもあれば、セーフティリレーユニットなどの論理処理をする機器に搭載されていることもあります。
キーエンスのライトカーテンやレーザースキャナには、これらの機能がすべて内蔵されているため、機器の追加を最小限に抑えた安全制御が可能です。
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